巡視船そうや、オホーツク海南西海域海氷観測 今シーズンの調査終了

巡視船そうや、オホーツク海南西海域海氷観測 今シーズンの調査終了

ニュース画像 1枚目:砕氷型巡視船「そうや」 PLH-01
© 海上保安庁 釧路海上保安部
砕氷型巡視船「そうや」 PLH-01

海上保安庁第一管区海上保安本部海氷情報センターは、2020年2月9日(日)から2月15日(土)に釧路保安部所属の巡視船「そうや(PLH-01)」がオホーツク海南西海域海氷観測を行ったと発表しました。

オホーツク海南西海域海氷観測で、「そうや」を停船させ、海流の向きや強さ、水温や塩分濃度を計測しました。海氷観測中には時折アザラシが見かけられたほか、飛行させたヘリコプターからは海氷の分布や種類の調査を実施し、今シーズンの調査を無事に終えました。観測の様子は、海上保安庁YouTubeに投稿されています。

「そうや」は1978年11月に竣工しました。満載排水量4,089トン、全長98.6メートル、全幅15.6メートル、兵装40ミリ機関砲、20ミリ機銃、ヘリコプター1機搭載可能で、MH909のシコルスキー76C++が搭載されています。

なお、海氷情報センターは開設50年を迎えています。海上保安庁は1957年から函館航空基地のヘリコプター、館山航空基地のビーチクラフトで観測を開始し、1962年に函館海上保安部に初代南極観測船で砕氷型巡視船「宗谷」が配属され、翌1963年にオホーツク海での氷状調査を開始しています。第一管区に流氷情報センターを1970年11月に設置し、1978年に釧路海上保安部へ砕氷型巡視船「そうや」が配属され、現在に至っています。

期日: 2020/02/09 〜 2020/02/15
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