ロングビュー・アヴィエーション初の製品、CL-415EAF強化型消防飛行艇が2020年3月10日(火)、ブリティッシュコロンビア州アボッツフォードで初飛行に成功しました。モンタナ州ボーズマンのブリッジャー・エアロスペース・グループから受注した6機のうちの1機で、2020年の山火事シーズン前の4月に納入予定です。
CL-415EAFは、バイキングエアが開発中のCL-515で用いる技術を投入し、カスケード・エアロスペースと共同でカナディアCL-215を大幅に改造した消防飛行艇です。
CL-215のレシプロエンジンを、ターボプロップエンジンのプラット・アンド・ホイットニーPW123AFに換装、コリンズのグラスコクピット、プロ・ライン・フュージョンを導入、機体の難燃性を強化するなど、様々なシステムを近代化しています。
カナディアが開発し、1988年に製造を終えたCL-215やターボプロップ化したCL-415をCL-415EAFに改造し、最新鋭の消防飛行艇に生まれ変わることが可能になります。ライバルと比べて、短い滑走距離で離着水し、小規模から大規模の火災に対応する優れた消火性能を発揮する消防飛行艇です。