クウェート政府は2020年3月13日(金)から、クウェート国際空港の旅客定期便を全て運航を停止する措置を講じます。クウェート通信社が政府の新型コロナウイルス(COVID-19)の拡大を受けた対応として、伝えています。
クウェート国際空港はクウェートの唯一の国際空港で、これにより同国の民間旅客便が全て停止されることとなり、世界で国の全ての民間定期便の運航停止はこれが初めての事例となります。なお、運航停止の対象は、旅客便が対象で、貨物便の運航は可能です。
現在、クウェート国際空港の国際線はOAGのデータによると64路線あり、アジア17路線、北米1路線、ヨーロッパ16路線、中東23路線、アフリカ7路線です。主な航空会社は、クウェートを拠点とするクウェート航空とジャジーラ・エアウェイズに加え、カタール航空、インディゴなどです。
なお、クウェート政府は3月29日(日)まで政府機関の業務停止を実施するとしていますが、空港の再開については伝えられていません。