スウェーデン海軍は2020年3月18日(水)から3月25日(水)まで、第4水上戦小艦隊が主催し、約700名の要員と約30隻の艦艇、ヘリコプターによる対潜水艦戦演習をスウェーデン西側、北海のスカゲラク海峡からカテガット海峡の海域で実施しました。対潜水艦戦演習は毎年開催されていますが、初めてスウェーデンの西側で実施します。
高い塩分濃度と潮の流れの速い北海は、スウェーデンにとって重要な海域です。石油と食料の大半がこの海峡を通り輸入されており、有事にも海上航路が機能しなくてはなりません。そのため、この海域での対潜水艦戦演習はとても重要な意味を持ちます。
新型コロナウイルスが世界に影響を与えている現在、ノルウェーでの演習「コールド・レスポンス20」などが中止されていますが、対潜水艦戦演習はスウェーデンの重要性から、実施することにしたと第4水上戦小艦隊の司令官はコメントしています。