岩国空港の萩美術館・浦上記念館すぽっと展示、十二代休雪の作品を展示

岩国空港の萩美術館・浦上記念館すぽっと展示、十二代休雪の作品を展示

ニュース画像 1枚目:三輪龍氣生さんの作品「Love」
© 岩国空港
三輪龍氣生さんの作品「Love」

岩国空港の「萩美術館・浦上記念館すぽっと展示」で2020年3月24日(火)、展示作品の入れ替えが行われました。3月22日(日)までは十二代休雪・三輪龍氣生さんの花器「瑞鳥」が展示されていましたが、今回は同じく三輪龍氣生さんの別の作品を5月24日(日)まで展示します。

三輪龍氣生さんは1663年から萩藩の御用窯を務めた名門陶家の当主であるいっぽう、作家デビュー以来、一貫して「エロス(愛)」を主題に人間存在の重さを陶造形で問い続けている表現者です。萩焼400年の歴史を踏まえつつもその作陶環境に縛られることなく、自己を表現しており、特異な個性の発露と呼べるほどの衝迫力があります。

岩国空港のウェブサイトでは、展示する「愛液」シリーズの「Love」を紹介しています。頸が曲がった瓶と、その口から噴き出す粘液の造形が扇情的に表現されており、全体に施されたサイケデリックな艶釉薬のぎらつきに、やがて色あせる刹那的欲望への哀愁が重ね合わされていると解説しています。

期日: 2020/03/24 〜 2020/05/24
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