ウクライナ空軍のIL-76が2020年3月23日(月)、中国の広州から新型コロナウイルス対策の医療物資を空輸しました。
IL-76は、25万回分のPCR検査物資や医療用マスク、消毒剤、肺換気システムなどを空輸し、消毒などの対策を施してから物資を降ろしました。物資はウクライナ国内の研究所などに送られます。中国からの空輸は、この後も予定しています。
ウクライナでは、3月に新型コロナウィルスの感染者が発生が確認されました。3月16日(月)から外国人の入国禁止と国際線の定期旅客便の運航停止を決定しています。
1991年8月にソ連からウクライナが独立し、航空機はソ連から引き継ぎウクライナ空軍は創設されました。主力の戦闘機はSu-27、MiG-29、戦闘爆撃機はSu-24、攻撃機はSu-25を運用しています。