嘉手納基地には史上最強の制空戦闘機F-15Cイーグルを含め、F-15が約48機配備されています。嘉手納基地で2020年4月9日(木)、離陸する様子が確認されました。
F-15は、アメリカ空軍がF-4ファントムの後継としてマクドネルダグラスが開発した制空戦闘機で、1972年7月27日(木)に初飛行、1974年11月4日(月)にアメリカ空軍に引き渡されました。
F-15は、これまでに105機を撃墜しましたが、実戦で撃墜されたことはありません。最初の撃墜はイスラエル空軍のF-15Aが1979年6月27日(水)、短射程空対空ミサイルでMiG-21を撃墜しました。湾岸戦争やコソボ紛争などで、アメリカ空軍やサウジアラビア空軍のF-15も撃墜記録があります。
そんな最強のF-15ですが、航空自衛隊では「撃墜」と「被撃墜」の記録があります。小松基地の第303飛行隊のF-15J、シリアル「52-8846」が1995年11月22日(水)に空中戦訓練で短距離空対空ミサイルAIM-9Lサイドワインダーで撃ち落とされました。幸いパイロットは脱出して無事でした。これが「撃墜」されたF-15の唯一の記録です。