陸自V-22オスプレイ、岩国基地へ輸送 整備後に木更津駐屯地へ空輸

陸自V-22オスプレイ、岩国基地へ輸送 整備後に木更津駐屯地へ空輸

ニュース画像 1枚目:陸上自衛隊 V-22 オスプレイ
© 防衛省
陸上自衛隊 V-22 オスプレイ

防衛省は2020年4月15日(水)以降、陸上自衛隊木更津駐屯地に暫定配備する2機のオスプレイを搭載した船舶が、アメリカから岩国基地に向けて出発すると関連する自治体に通知しました。

輸送する船舶は、5月上旬ごろ、岩国基地の港湾地区に到着し、陸揚げされる予定となっています。陸揚げ後、このオスプレイは岩国基地で点検・整備、試験飛行などをアメリカ軍が実施する予定です。

ただし、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、作業の実施時期は未定とし、現段階でオスプレイを岩国から木更津駐屯地へ輸送する時期は確定していません。木更津駐屯地への飛行は1日当たり1機で、アメリカ側が実施します。防衛省は作業、輸送などについて、状況の進展にあわせ、改めて関連する自治体に通知する方針です。

岩国での陸揚げは、港湾機能と飛行場機能を有し、機体を迅速かつ確実に陸揚げでき、船舶輸送状態のオスプレイの保護処置の解除や飛行の準備ができるアメリカ軍施設として日本では岩国基地が最適であるとして選定されています。以前にアメリカ海兵隊が日本にオスプレイを配備する際にも、輸送船が岩国まで輸送、陸揚げが実施されています。

なお、岩国基地に陸自V-22が所在する期間の運用は、これまでの日米取り決めに準拠して実施され、山口県は地域住民への影響を最小限にとどめるよう防衛省がアメリカ側に申し入れたと確認しています。

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