ルフトハンザドイツ航空、A340-600をテルエルでモスボール状態

ルフトハンザドイツ航空、A340-600をテルエルでモスボール状態

ニュース画像 1枚目:ルフトハンザ A340-600
© Lufthansa Group
ルフトハンザ A340-600

ルフトハンザドイツ航空は2020年4月16日(木)、全てのA340-600を一時的に運航ラインから外すと発表しました。すでに3機がスペインのテルエル空港にフェリーされ、保管されています。ルフトハンザは17機のA340-600を保有しており、この機材は1年から1年半の間、通常の定期便の運航に投入せず、保管する計画です。

flightradar24によると、テルエルにフェリーされた機材はフランクフルトから「D-AIHC」と「D-AIHF」、ミュンヘンから「D-AIHE」の3機が4月14日(火)に移動しています。このほかの機材はフランクフルト、またはミュンヘンに所在するとみられます。

ルフトハンザのA340-600は最も機齢が古い「D-AIHB」が2003年11月に導入した17年目、新しい機材は「D-AIHZ」が2009年5月で11年目に入ります。この機種について今後、使用する決定は改めて検討される予定で、最大10機が再び運航ラインに投入される可能性があります。

テルエル空港はスペイン北東部にあり、年間約240日の日照と降水量が少ないことから、エアバスがデリバリー前の機材、航空会社が運航ラインから外した機材の保管に使用しているほか、倒産した航空会社のリース機返却時の一時保管などにも使用されています。

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