HAECO、旅客機に航空貨物を搭載できる製品提供 1カ月未満で開発

HAECO、旅客機に航空貨物を搭載できる製品提供 1カ月未満で開発

ニュース画像 1枚目:機内イメージ
© HAECO
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HAECOグループのビジネスユニット、HAECOキャビンソリューションは2020年4月20日(日)、旅客機の客室に荷物を搭載できる新たな追加型式証明(STC)を取得可能なデバイスを発表しました。

新型コロナウイルス(COVID-19)が世界的に流行し、航空会社は旅客機を貨物輸送に使用しています。また、COVID-19の感染拡大防止のため、ヒト同士の距離を確保するソーシャルディスタンスが世界的に認知されており、HAECOは航空会社が貨物と乗客を同時に運べるソリューションを迅速に開発しました。この商品は乗客と貨物搭載の重量を最適化し、搭載する荷物によって乗客間の距離を保ち、運航条件となる適切な重量とバランスの要件を満たしています。

コンセプトから1カ月未満で開発し、追加型式証明(STC)を取得すれば利用可能です。持ち運びができる柔軟性を持つ、特徴のある4つ商品を提供します。航空貨物のパレット形式、シート一体型のタイプ、シートの座面を利用、またはシート前の床を活用する4タイプがあり、いずれも旅客機で輸送する航空貨物は客室下に設けられている貨物スペースではなく、メインキャビンで使用できます。

持ち運びの利便性だけでなく、取り付けも特別なツールが必要ないことから、即効性があり、旅客機に多く設置されているエコノミーシートを最大限に活用することから、737やA320などの単通路機でも使用できます。HAECOはこの製品を4週間から6週間で納入できるとし、各国の入国制限が長期化する見通しの中、速達性が求められ、急増する航空貨物輸送に対応できるとし、航空会社を支援します。

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