アメリカ空軍アイルソン空軍基地に2020年4月21日(火)、F-35AライトニングII戦闘機2機が配備されました。アイルソン空軍基地には2021年12月までに計54機が配備される予定で、この最初の2機配備は基地の歴史を刻む出来事となりました。また、太平洋空軍が第5世代戦闘機のF-35Aを配備する最初の基地となります。
アイルソン空軍基地はアメリカ空軍だけでなく各国空軍との協力による訓練拠点となっており、アラスカの訓練空域にも近く、訓練内容の拡充が期待されます。さらにアラスカ州にはエルメンドルフリチャードソン統合基地があり、門外不出の機能が搭載された第5世代のF-22ラプターが配備されており、第18アグレッサー中隊、地上訓練施設と組み合わせ、F-35の能力が最大限に発揮されます。
アイルソン基地では、数カ月の準備と支援を経て、先ごろ第354戦闘航空団(354FW)隷下に復活した第356戦闘飛行隊(356FS)がF-35Aの完全な運用能力の獲得に向け、これからさらに準備を進めます。この部隊の成否により、PACAFで運用するF-35の標準が確立され、同基地ではこの重要な役割を担い、責務を果たすとコメントしています。