アメリカ空軍は2020年5月5日(火)、アラスカの空をF-35AライトニングⅡ、F-16Cファイティングファルコン、F-22Aラプターが飛行しました。アイルソン空軍基地からF-35Aの第356戦闘飛行隊(356FS)、F-16Cの第18仮想敵飛行隊(18AGRS)、F-22Aはエルメンドルフ・リチャードソン統合基地の第19戦闘飛行隊(19FS)が参加しました。
アラスカは北米防空の最前線です。新型コロナウィルス(COVID-19)感染が拡大している中でも防空は重要で、4月にF-35Aが配備され、より強固な体制になりました。F-35Aの配備は北米の防空だけでなく、自由で開かれたインド太平洋地域の情勢に貢献します。
エルメンドルフ・リチャードソン統合基地で5月5日(火)、「エレファント・ウォーク」として知られる航空機の大行進を、アラスカらしく「ムース・ウォーク」として実施しました。この編隊飛行は、「ムース・ウォーク」から実際に飛行した機体で実施されました。
参加した第5世代戦闘機のうち、F-35AライトニングⅡは4月21日(火)、アイルソン空軍基地に配備されたばかりで、2021年12月までに計54機が配備される予定です。この「ライトニング」を冠した戦闘機は過去にいつくかありました。最初の戦闘機は、第二次世界大戦中にアメリカのロッキードが開発した双胴双発の戦闘機P-38です。
戦後は、イギリスのイングリッシュ・エレクトリックが開発した、エンジン2基が縦置きで独特な後退翼の特徴ある、現時点でイギリスが単独で開発した唯一の超音速戦闘機です。