フランス空軍ラファールB、イラクのISIL拠点を空爆

フランス空軍ラファールB、イラクのISIL拠点を空爆

ニュース画像 1枚目:フランス空軍ラファールB
© armee de lair
フランス空軍ラファールB

フランス空軍ラファールB2機が2020年5月10日(日)、「シャマール作戦(opération Chammal)」でイラクにあるISIL拠点を空爆しました。

ラファールBは、ヨルダンのプリンス・ハッサン空軍基地を離陸し、イラク治安部隊が計画した作戦に加わり、アメリカ空軍KC-10Aエクステンダーから空中給油を受け、キルクークの西にあるISIL拠点を誘導爆弾AASMで空爆し、完全に破壊しました。

「シャマール作戦」でフランス軍は、ヨルダンとアラブ首長国連邦(UAE)の航空基地から航空作戦、東地中海からフリゲートによる作戦を実施しています。

ラファールは、フランス空軍のミラージュF1、ミラージュ2000と、フランス海軍のシュペルエタンダールの後継機として開発されました。デモンストレーターは1986年7月に初飛行しましたが、冷戦終結による国防予算削減のあおりを受け、海軍向けの量産機の引き渡しが1996年、実戦配備は1998年、空軍向け実戦配備は2000年になりました。実戦はアフガニスタン、リビア、シリアでの作戦に投入されています。

諸元は全幅10.9メートル、全長15.3メートル、全高5.3メートル、エンジン サフランM88-4E2基、最大速度M1.8、航続距離3,704キロメートル、固定武装30ミリ機関砲、乗員2名です。

期日: 2020/05/10から
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