エールフランスは、新型コロナウイルス(COVID-19)に伴う経営体制、保有機の見直しの一環で、全てのA380の運航を終了します。エールフランス-KLMグループが2020年5月20日(水)、決定しました。
エールフランスのA380は当初、2022年末にかけて段階的に退役させる予定でしたが、エールフランス-KLMグループの保有機材の簡素化戦略を通じ、最新で高性能の航空機による運航体制で競争力を高めます。この決定により、環境に優しい保有機材の構成も一段と進みます。
現在、エールフランス保有のA380は、所有またはファイナンスリースが5機、オペレーティングリースが4機です。リース機のうち、芙蓉総合リースが2012年6月から「F-HPJA」を契約しています。A380の完全退役に伴い、長距離路線はA350と787を中心に新世代の機材に更新します。
エールフランスのA380は2009年10月末に引き渡しされ、これまでに9機を受領しています。最新の機材は2014年6月下旬に受領した「F-HPJJ」で、機齢は6年超です。
■エールフランス保有のA380と受領時期 F-HPJA:2009年10月 F-HPJC:2010年4月 F-HPJD:2010年8月 F-HPJE:2011年5月 F-HPJF:2011年6月 F-HPJG:2012年6月 F-HPJH:2012年5月 F-HPJI:2013年9月 F-HPJJ:2014年6月
※当初配信の内容に一部、誤りがありました。修正すると共に改めて公開致しております。読みにくくお読みいただいた皆さまにはご迷惑をおかけいたしました。(2020-05-21 17:39)