ニューギニア航空、成田線を運休 レジャー旅行の回復に長い時間

ニューギニア航空、成田線を運休 レジャー旅行の回復に長い時間

ニュース画像 1枚目:小牛田薫さんの航空フォト
© FlyTeam 小牛田薫さん
小牛田薫さんの航空フォト

ニューギニア航空は、成田/ポートモレスビー線の運休を決定しました。新型コロナウイルスの影響で入国規制など、航空業界は未曽有の旅客減に見舞われており、ニューギニア航空は2020年10月24日(土)までの夏期期間、運休を決定していました。

新型コロナウイルスの完全な終息、特にレジャー旅行の回復に長い時間を要するとし、2021年の国際線の需要回復への期待は難しいと判断したことから、路線ネットワークの見直しが進められ、成田線の運休が決定しました。

ニューギニア航空は2002年4月に成田国際空港のB滑走路が2,180メートルと暫定平行滑走路の供用開始に合わせ、モンゴルのMIATモンゴル航空などと共に、ニューギニアとして国の権益を活用し乗り入れが実現しました。それ以前は鹿児島、福岡、関西への乗り入れ実績もありましたが、成田への乗り入れで定期便として定着しました。

当初は週1便でしたが、週2便に増便した期間もあり、2018年9月にはミクロネシア連邦のチューク経由で運航するなど、レジャー需要の獲得に取り組みました。これは2017年に開催された航空協定を受けて実現したものでした。

航空機撮影ファンからすると、成田到着時間が最新では定刻20時、出発が21時と夜間時間帯、かつ週1便または2便と撮影機会が少なく、遅延で日中時間帯に飛来した際には貴重な機会として注目を集める存在でした。

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