イギリスへの医療物資の輸入、3割以上がヒースロー空港を経由

イギリスへの医療物資の輸入、3割以上がヒースロー空港を経由

ニュース画像 1枚目:ロンドン・ヒースロー空港に到着する貨物便
© ロンドン・ヒースロー空港
ロンドン・ヒースロー空港に到着する貨物便

ロンドン・ヒースロー空港では2020年1月から3月まで、新型コロナウイルス(COVID-19)との闘いに必要とされる、個人保護具や消毒剤、医療用酸素や検査キットなどの医療物資の33%の輸入をサポートしました。

3月には輸入品が金額ベースで前年比20%増となり、イギリスへの全輸入品の36%がヒースロー空港を通じて輸送されています。このうち、1月から3月の3カ月間に輸送された医療物資は5,269トンで、3月には鉄道や港などの全ての輸入拠点と比較し、医療機器の約33%の輸入がヒースロー空港を通じて輸入されています。

また、1月から3月には金額ベースで医薬品輸入の58%を受け入れており、ヘルスケア分野で必要とする重要な供給ラインを提供しています。これを受け、ヒースロー空港は、経済回復における空港と航空分野の重要性を再認識するよう、政府に呼びかけています。

なお、多くの航空会社が貨物便や、旅客便を貨物便として利用開始しているため、今後数週間のうちにこれらの数字はさらに増加することが予想されます。5月22日(金)発表時点で、2020年はこれまでに4,153便の貨物専用便が同空港に到着しており、2019年比で304%増を記録しています。

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