日本/タイ間は、本邦航空会社が全日空(ANA)と日本航空(JAL)にピーチ、タイ側はタイ国際航空、タイ・エアアジア・エックス、タイ・ライオン・エア、ノックエア、ノックスクート、そして経由地として運航するスクートの計9社が運航しています。
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、国際定期便の運休・欠航・減便が大量発生していますが、少しずつ再開の動きもみられます。特に、ビジネス渡航への対応で、経済を回すことが念頭に置かれている中、タイとの航空路線は早期に再開される可能性があります。この日本とタイを結ぶ航空路線の現状をまとめました。
路線 | 航空会社 | 運航状況 | 備考 |
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羽田 - バンコク | 全日空 | 減便。6月はバンコク発 NH850のみデイリー運 航、7月はNH847/NH850 を週7往復運航。その他、 NH849/NH848とNH877 NH878は各週7往復は運休 | 7/31まで | 日本航空 | 一部運航、バンコク発JL034便の火のみ | 6/30まで | タイ国際航空 | 運休 | 7/31まで |
成田 - バンコク | 全日空 | 運休 | 7/31まで | 日本航空 | 運休 | 6/30まで | タイ国際航空 | 運休 | 7/31まで |
成田 - ドンムアン | タイ・エアアジア・エックス | 運休 | 6/30まで | タイ・ライオン・エア | 運休 | 10/24まで | ノックスクート | 運休 | 7/31まで | スクート | 運休 | 6/30まで |
関西 - バンコク | 日本航空 | 運休 | 6/30まで | タイ国際航空 | 運休 | 7/31まで ※一部10/24まで |
関西 - ドンムアン | タイ・エアアジア・エックス | 運休 | 6/30まで | タイ・ライオン・エア | 運休 | 10/24まで | ノックスクート | 運休 | 7/31まで |
名古屋 - ドンムアン | タイ・エアアジア・エックス | 運休 | 6/30まで | タイ・ライオン・エア | 運休 | 10/24まで |
名古屋 - バンコク | 日本航空 | 運休 | 期間指定なし | タイ国際航空 | 運休 | 7/31まで ※一部10/24まで |
新千歳 - バンコク | タイ国際航空 | 運休 | 10/24まで |
新千歳 - ドンムアン | タイ・エアアジア・エックス | 運休 | 6/30まで | ノックスクート | 運休 | 7/31まで |
仙台 - バンコク | タイ国際航空 | 運休 | 10/24まで |
広島 - ドンムアン | ノックエア | 運休 | 6/30まで |
福岡 - ドンムアン | タイ・エアアジア・エックス | 運休 | 6/30まで | タイ・ライオン・エア | 運休 | 10/24まで |
福岡 - バンコク | タイ国際航空 | 運休 | 10/24まで |
那覇 - バンコク | ピーチ | 運休 | 6/30まで |
日本への乗り入れは羽田、成田、関西、名古屋(セントレア)、新千歳、仙台、広島、福岡、那覇の9空港、タイ側はバンコク1都市のスワンナプーム国際空港とドンムアン空港の2空港で、計14路線があります。
この両国を6月現在、運航している航空会社はANAとJALの2社で、いずれもタイ側での搭乗が可能です。7月からANAは日本、タイ発とも搭乗可能で、デイリー運航を計画しています。
新型コロナウイルスのパンデミックの影響で、タイ国際航空は事業再建に着手しています。再建計画の方向性として機材数や路線数の削減が明らかにされているため、日本路線でも影響を少なからず受ける可能性があります。ただし、就航会社が多く、今後の需要の戻り次第では、日本/タイ間は新規就航という可能性もありそうです。
日本政府はニュージーランド、オーストラリア、ベトナム、タイなどを念頭に、40カ国以上と外相電話会談で交渉をはじめており、日本とタイの経済活動に支障があるとして早期の入国制限の緩和を打診しています。なお、外務省によると、タイでは国内全土を対象に適用する非常事態宣言を6月30日(火)まで延長し、封じ込め対策を講じています。