海上保安庁は2020年5月29日(金)、巡視船「つるが(PL-91)」が就役し、敦賀海上保安部所属巡視船として、敦賀港に初入港しました。この巡視船は、原発などへのテロの脅威や大和堆周辺海域で活動する北朝鮮漁船への対応など重要事案への対応を念頭に建造されました。
「つるが」は、敦賀海上保安部では初めてヘリ甲板がついた1,000トン型巡視船で、長さは96メートル、幅は11.5メートル、総トン数は1,500トンです。遠隔監視採証装置や遠隔放水銃、停船命令等表示装置などが搭載されています。
入港当日は、11時ごろ金ケ崎地区巡視船専用岸壁に入港し、敦賀海上保安部長以下幹部職員が出迎えました。その後13時から、敦賀海上保安部長が「つるが」乗組員に対し訓示を行っています。
「つるが」はジャパン・マリンユナイテッド横浜事業所磯子工場で建造、5月15日(金)に引き渡しされています。2017(平成29)年度予算で計画された1,000トン型巡視船で、名称の「つるが」は福井県内の敦賀半島、敦賀湾に由来しています。