カナダ軍、機齢30年を超えるチャレンジャー2機を置換

カナダ政府は2020年6月6日(土)にカナダ軍で2機運用しているチャレンジャー601をチャレンジャー650に置き換えると発表しました。

1980年代に運用を開始したチャレンジャー601は、2020年にアメリカと欧州の厳しい飛行基準を通らなくなります。チャレンジャー650への置き換えにより、カナダ軍は同盟国やパートナーとの連絡や災害派遣などに運用する事が出来るようになります。

カナダ軍では2000年代初頭にチャレンジャー604も2機導入し、運用しています。5月に新型コロナウィルス(COVID-19)感染対策で、検査用品を国内の先住民居住地などに空輸、6月初めにイタリアへ派遣し、イオニア海で消息不明になったCH-148サイクロンの捜索を支援しました。

2020年夏にチャレンジャー650を2機受領、秋には初期運用能力の獲得を予定しています。これにより4機体制が復活します。