キャセイが390億香港ドルを資金調達、香港政府も出資

キャセイが390億香港ドルを資金調達、香港政府も出資

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© キャセイパシフィック航空
キャセイパシフィック航空

キャセイパシフィック航空は2020年6月9日(火)、390億香港ドルの資金調達を発表しました。新型コロナウイルス(COVID-19)で世界の旅行業界が未曽有の危機に直面する中、競争力と運営を維持することを目的としています。

株主の承認後、195億香港ドル分の優先株を香港政府に発行するほか、既存株主に117億香港ドル分の新株予約権を発行、さらに、政府からのつなぎ融資で78億香港ドルを確保します。

キャセイパシフィック航空はパンデミックの危機に際し、資金を保全するため、輸送量の97%削減、役員給与の削減、機材受領の延期、古い機材の早期退役、従業員の自主的な特別休暇制度の導入などを実施しています。

しかしながら、旅客収入は前年比1%にまで落ち込んでおり、2月以降、毎月25億香港ドルから30億香港ドルのペースで現金を失っています。今回の資金確保により安心するのではなく、事業の変革に向けさらに努力をしなければならず、キャセイパシフィック航空は資金調達の発表と同時に、役員給与のさらなる削減と、第2弾の従業員の特別休暇制度の導入を公表しています。

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