日本航空(JAL)は2020年7月1日(水)から7月31日(金)まで、国際線の運航、運休・減便を決定しました。新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、2020年度夏スケジュールを大幅に変更しており、就航する60路線の全てでの減便は変わりません。
便数では6月が4,513便減、7月は4,540便減ですが、7月は夏休みの多客期を含むため計画便数が多い時期にあたり、減便率は6月の96%から7月は93%に減少幅がやや縮小します。縮小は北米とヨーロッパでの便数増が大きな要因となっています。北米は6月の25便運航から7月は119便、ヨーロッパは26便から92便となり、大幅に便数を増やします。
具体的な路線では、北米は羽田/ニューヨーク線、羽田/ダラス線、成田/サンフランシスコ線、ヨーロッパでは羽田/パリ線、成田/フランクフルト線、羽田/ヘルシンキ線を新たに再開します。すでに運航していた羽田発着のシカゴ、ロンドン線は増便します。
各国の出入国制限が継続されているものの、帰省や帰任、外地への赴任、日本を経由地として第三国への移動が必要な旅客の状況にあわせた運航で、JALでは引き続き旅客便の復便を検討していきます。また一部路線では、物流維持の観点から旅客機の貨物スペースを利用した貨物専用便を7月は片道ベースでおよそ960便程度の運航を予定しています。
方面 | 7月 | 6月 | 5月 | |||
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計画 | 運航 | 計画 | 運航 | 計画 | 運航 | |
北米 | 806 | 119 | 780 | 25 | 806 | 28 |
欧州 | 434 | 92 | 420 | 26 | 434 | 36 |
東南アジア | 1,116 | 77 | 1,080 | 48 | 1,116 | 66 |
オセアニア | 124 | 0 | 120 | 0 | 124 | 0 |
ハワイ・グアム | 558 | 0 | 480 | 0 | 496 | 0 |
東アジア (以下 内訳) | 1,860 | 70 | 1,800 | 68 | 1,860 | 86 |
北京・大連・天津・上海・広州 | 992 | 10 | 960 | 8 | 992 | 8 |
香港 | 124 | 18 | 120 | 16 | 124 | 34 |
台北・高雄 | 434 | 42 | 420 | 44 | 434 | 44 |
ソウル・釜山 | 310 | 0 | 300 | 0 | 310 | 0 |
合計 | 4,898 | 358 | 4,680 | 167 | 4,836 | 216 |