統合幕僚監部は2020年6月10日(水)、ロシア機が日本海を飛行し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進、対応したと公表しました。ロシア空軍の情報収集(ISR)機のIL-20M、1機が確認されています。
IL-20情報収集機は、北緯45度付近から日本列島沿いに能登半島付近まで南下し、その後に東経135度付近からウラジオストク方向へ向かいました。統合幕僚監部が公開した画像によると、垂直尾翼には「RF-75936」と赤の星マークが確認できます。
IL-20Mは、イリューシンが開発した長距離向けのターボプロップ機「IL-18」を情報収集機に改造した機体です。全長37.40メートル、全高10.17メートルで、最大巡航速度は時速675キロメートルです。