漢翔航空工業(AIDC)が製造した新型高等練習機「勇鷹(T-5)」が2020年6月10日(水)、初飛行に成功しました。台中の清泉崗基地を9時過ぎに離陸し、経国(IDF)2機のサポートを受けて、降着装置を出したまま20分の飛行でした。「勇鷹」は、中華民国空軍向けに納入される予定です。
勇鷹は国防科学研究機関の中山科学研究院と漢翔航空工業が共同開発したF-CK-1「経國」戦闘機をベースに開発中の練習機で、約80パーセントを再設計し、複合材を採用しています。エンジンは、ハネウェル/ITECのF124ターボファン・エンジンを2基搭載しています。
AIDCは中華民国空軍で現在運用している国産のAT-3とF-5Fを更新する為に、66機を製造する計画です。