自衛隊、2019年度の災害派遣449件 不発弾等処理1,441件

自衛隊、2019年度の災害派遣449件 不発弾等処理1,441件

ニュース画像 1枚目:令和元年度に実施した主要な災害派遣の一例
© 防衛省・自衛隊 統合幕僚監部
令和元年度に実施した主要な災害派遣の一例

防衛省総合幕僚監部は2020年6月18日(木)、2019年度に自衛隊が実施した災害派遣活動などの実績を発表しました。これによると、陸上自衛隊が2019年度に実施した災害派遣の総数は449件で、派遣した人員は延べ106万人でした。また、不発弾等の処理件数は1,441件で約33トン、海上での機雷の処理は実績なし、海上でのその他の爆発性危険物の処理個数は509個、処理重量は約3.5トンでした。

主に、8月の前線による九州北部豪雨、関東地方を直撃した台風15号、関東から東北地方にかけて被害をもたらした台風19号、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に係る災害派遣を実施しました。

災害派遣では、人命救助や入浴・給食支援などの生活支援、ブルーシート展張支援、災害廃棄物処理などに加え、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に係る災害派遣では、中国から帰国した邦人等の宿泊施設での支援活動などを実施しています。

陸上で発見された不発弾等処理では、1975年度以降、戦後の時間経過に伴い処理件数・処理重量ともに減少しており、1989年以降は全体として、処理券数はおおむね一定しています。また、海上での機雷等処理実績も減少傾向にあります。

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