海自P-3Cなど、ロシア海軍艦艇の宮古海峡と対馬海峡の航行を確認

海自P-3Cなど、ロシア海軍艦艇の宮古海峡と対馬海峡の航行を確認

ニュース画像 1枚目:確認されたステレグシチー級フリゲート(333)
© 防衛省・自衛隊 統合幕僚監部
確認されたステレグシチー級フリゲート(333)

防衛省統合幕僚監部は2020年6月19日(金)、ロシア海軍艦艇による宮古海峡と対馬海峡の航行を確認したと発表しました。

これによると、6月17日(水)13時ごろ、海上自衛隊佐世保基地第13護衛隊所属の護衛艦「あさゆき(DD-132)」、舞鶴航空基地第14護衛隊所属の護衛艦「せんだい(DE-232)」、鹿屋航空基地第1航空群所属のP-1、那覇基地第5航空群所属のP-3Cが、沖縄本島の南東約80キロメートルの海域を西進するロシア海軍ステレグシチー級フリゲート2隻を確認しました。これらのフリゲートの艦番号は「333」と「335」でした。

これら2隻の艦艇は、沖縄本島と宮古島の間の海域を北上後、対馬海峡を北東進し、日本海へ向け航行しました。なお、「あさゆき」にはSH-60Jヘリコプター1機を搭載できますが、「せんだい」にはヘリコプターの搭載能力はありません。

また、6月19日(金)4時頃には、佐世保基地第13護衛隊所属の護衛艦「じんつう(DE-230)」が、下対馬の南西約150キロメートルの海域を北東進するロシア海軍ウダロイI級駆逐艦1隻を確認しました。この艦艇は対馬海峡を北東進し、日本海へ向け航行しています。「じんつう」には、搭載機はありませんが、艦船からヘリコプターへの給油(HIFR)と、ヘリコプターによる船間の貨物の移動(VERTREP)が可能です。

期日: 2020/06/16 〜 2020/06/19
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