エアバス・ヘリコプターズは2020年6月19日(金)、H145のメインローター5枚の新バージョンがヨーロッパ航空安全機関(EASA)に認定され、2020年夏の終わりごろユーザーへ納入が可能になりました。
EASAは、H145のシングルパイロットおよび計器飛行方式(IFR)とシングルエンジン操作、暗視ゴーグル機能を認定しました。H145の新バージョンは2019年のアトランタで開催された「ヘリエキスポ2019」で発表され、これまでスペインやフィンランド、南米最高峰の山アルゼンチンのアコンカグアでテストを進めてきました。
H145の新バージョンは5枚ローターを採用し、最大離陸重量が150キログラム増加しました。ローターは新設計でシンプルになり、保守性と信頼性、乗り心地が向上しています。アメリカ連邦航空局(FAA)による認定は2020年後半を予定し、ミリタリーバージョンの認定は2021年を予定しています。