最後のA380、機首など部品納入はじまる

最後のA380、機首など部品納入はじまる

ニュース画像 1枚目:A380 機首部分
© AIRBUS
A380 機首部分

最後のA380の機首部分が2020年6月17日(水)、製造されたレヴィニャックからトゥールーズ工場に運び込まれました。エアバスは2021年にA380の製造を終了する予定で、運び込まれた部品は、製造番号(msn)「272」でエミレーツ航空向けに製造されます。現在、トゥールーズでは、最後の「272」を含め、5機の最終組み立てが進められています。

A380は、2000年に開発を正式発表し、2005年4月27日(水)に「F-WWOW」が初飛行しました。旅客機で最も多い座席数を搭載できるA380は、空の女王として世界で認知とブランドを確立した747に対抗する機種として開発され、2007年10月15日に初めてシンガポール航空へレジ「9V-SKA」が納入されました。

日本でもスカイマークが2010年11月に導入することを決めたことで、一段と注目を集める機材となりましたが、これは実現しませんでした。その後、全日空(ANA)が導入を決め、ホノルル路線に投入する「フライング・ホヌ (FLYING HONU)」の愛称で親しまれているところです。

なお、A380を最も多く保有する航空会社はエミレーツ航空で、162機を発注済みでしたが、A380の製造中止で計123機を受領します。計画では2021年末までにA380の引き渡しが終了する予定です。

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