中国海軍艦艇3隻が宮古海峡から東シナ海へ進出、海自P-3Cなどが確認

中国海軍艦艇3隻が宮古海峡から東シナ海へ進出、海自P-3Cなどが確認

ニュース画像 1枚目:中国海軍艦艇
© 統合幕僚監部
中国海軍艦艇

統合幕僚監部は2020年6月20日(土)7時30分ごろ、海上自衛隊那覇航空基基地第5航空群所属のP-3Cと沖縄の沖縄基地所属の第46掃海隊の掃海艇「くろしま(MSC-692)」が、宮古島の東約130キロメートルの海域を北西進する中国海軍艦艇を確認したと発表しました。

確認した艦艇は、ルーヤンII級ミサイル駆逐艦「152」の1隻、ジャンカイII級フリゲート「531」の1隻、フチ級補給艦「886」の1隻、計3隻です。これらの艦艇はその後、沖縄本島と宮古島の間の海域を北上し、東シナ海へ向けて航行したことが確認されています。このルーヤンⅡ級ミサイル駆逐艦1隻、ジャンカイⅡ級フリゲート1隻、フチ級補給艦1隻は5月29日(金)に、沖縄本島と宮古島の間の海域を南下した艦艇と同一です。

ルーヤンⅡ級ミサイル駆逐艦は、中国海軍での名称は052C型駆逐艦です。満載排水量は7,000トン、全長154メートル、全幅17メートル、装備はVLS48セル、10センチ単装砲、フェイズドアレイ・レーダーを搭載、ヘリコプターは1機搭載し、「中華イージス」と呼ばれています。1番艦は2004年に就役し、6隻が配備されています。

ジャンカイⅡ級フリゲートは、中国海軍での名称は054A型フリゲートです。満載排水量は4,053トン、全長132メートル、全幅15メートル、装備はVLS32セル、76.3ミリ単装砲などヘリコプターは1機搭載しています。1番艦は2008年に就役し、30隻が配備されています。

フチ級高速戦闘支援艦は、中国海軍での名称は903A型総合補給艦です。満載排水量は23,000トン、全長178.5メートル、全幅24.8メートル、ヘリコプターは1機搭載できます。1番艦は2005年に就役し、9隻が配備されています。

期日: 2020/06/20から
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