RAFタイフーン、バルト三国領空警備でロシア空軍IL-78を迎撃

RAFタイフーン、バルト三国領空警備でロシア空軍IL-78を迎撃

ニュース画像 1枚目:IL-78に対応するタイフーン
© RAF
IL-78に対応するタイフーン

イギリス空軍(RAF)は2020年7月1日(水)、リトアニアに派遣したユーロファイター・タイフーンFGRが、ロシア軍機に5度目のインターセプトを実施したと公表しました。第6飛行隊を北大西洋条約機構(NATO)によるバルト三国領空警備の任務に着くため、第135遠征航空団(EAW)としてリトアニアにユーロファイター・タイフーンFGRを派遣しています。

5度目のインターセプトは、バルト海沿岸沖を飛行していたロシア空軍の空中給油機IL-78「マイダス」への対応でした。現在、NATOによるバルト三国領空警備は、リトアニアのシャウレイ空軍基地にRAFとスペイン空軍のF/A-18が共同で、エストニアのアマリ空軍基地にフランス空軍が派遣され、24時間対応しています。

IL-78「マイダス」は、イリューシンIL-76「キャンディッド」をベースに開発した空中給油機で、1983年6月26日(日)に初飛行、改良型のIL-78Mは1987年3月7日(土)に初飛行しています。これまでに46機以上が生産され、ロシア空軍、ウクライナ空軍、インド空軍などで運用されています。

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