世界パスポートランキング、日本は世界1位を維持

世界パスポートランキング、日本は世界1位を維持

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© Henley & Partners
世界パスポートランキング

市民権や永住権の取得支援を手掛けるヘンリー&パートナーズが2020年7月7日(火)付けでまとめた世界パスポートランキングで、日本はビザなしで渡航できる国や地域が191となり、世界1位を維持しました。2位はシンガポール航空で190、3位は韓国とドイツの189となっています。

なお、このランキングに新型コロナウイルス(COVID-19)による一時的な渡航禁止は反映されていませんが、欧州連合(EU)が7月1日(水)から入国を許可する国のリストを考慮すると、2位のシンガポールはEUリストから除外されているため、入国できる国や地域は163に限定されます。

EUの入国許可リストには、日本、韓国、オーストラリア、カナダなどの国々が含まれていますが、シンガポールのほか、COVID-19への対応の悪さが避難されたアメリカやブラジル、ロシアは除外されています。アメリカのパスポートは通常ランキングのトップ10に入っており、185の国や地域にアクセスできますが、EUの入国禁止を考慮すると158の国と地域に限定され、通常ランキングで28位のウルグアイや25位のメキシコとほぼ同レベルの旅行の自由度を持っていることになります。

パンデミックによる国境閉鎖が解除されたとしても、疫学的な懸念を理由に、発展途上国民を対象とした新たな移民制限や特定の国籍を対象とした旅行禁止令が発効される可能性があり、国際的な移動が長期的に制限されると予想されます。また移動制限により、一流の医療にアクセスするために、第2の市民権や代替の居住地を持つことが重視されるようになり、二重国籍や投資家ビザの需要が増加するとの見方もあります。

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