イタリア空軍は2020年7月3日(金)、第32航空団のF-35AライトニングIIが「北大西洋条約機構(NATO)によるアイスランドの領空警備」で初のスクランブル実施を発表しました。
「NATOによるアイスランドの領空警備」でケプラヴィーク国際空港に派遣、任務に就いてるイタリア空軍のF-35Aは、国籍不明の航空機がアイスランド空域に近づいたため、2機が離陸して確認しました。
イタリア空軍のF-35Aは2019年9月から10月にかけて「NATOによるアイスランドの領空警備」に就き、これに続く展開です。アイスランドは空軍がないため、アメリカ空軍が領空警備に就いていましたが、2006年9月に撤退し、空白が生まれました。ロシア軍の航空機活動が活発になり、NATOに要請したことを受け、2008年5月からNATO同盟国が持ち回りで領空警備にあたっています。