JALが支援する超音速実証機「XB-1」、10月7日ロールアウト

JALが支援する超音速実証機「XB-1」、10月7日ロールアウト

ニュース画像 1枚目:製造中のXB-1 デモンストレーター
© Boom Technology
製造中のXB-1 デモンストレーター

アメリカのブームテクノロジーは、開発に取り組む超音速旅客機のデモンストレーター「XB-1」を2020年10月7日(水)にロールアウトします。ブームテクノロジーは日本航空(JAL)と資本業務提携し、JALは超音速旅客機が製造される際には20機の優先発注権を得ています。

XB-1のロールアウトは、新型コロナウイルスが世界的に感染拡大している状況を考慮し、イベント全体をオンラインで参加できるようにします。XB-1は、世界初の超音速ジェット旅客機「Overture(オーバーチュア)」の開発に向けた技術実証機として、長年にわたる複数の風洞試験、構造試験、シミュレーションを含む開発の成果を実機で確認します。

このXB-1はオーバチュアの3分の1規模で、GE製J85-15エンジンを搭載し、炭素繊維複合構造、コンピューターで最適化した高効率の空気力学や効率的な超音速推進システムなど、オーバチュアに採用する最新の民間技術を採用しています。

ブームのブレイク・ショールCEOは、XB-1で超音速の未来が安全で、環境に優しく、経済的に持続可能なことを示したいとコメントしています。また、新型コロナウイルスは、世界中の人に重要なことを再認識する機会になり、旅行がスピードアップし、世界の人々、文化、場所を体験でき、基本的な価値を豊かにできるとの考えを示しています。超音速旅客機が再び大空に戻るため、XB-1は最初のステップとなります。

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