東京消防庁の日本初AW189、運用を開始

東京消防庁の日本初AW189、運用を開始

ニュース画像 1枚目:ブルーさんさんの航空フォト
© FlyTeam ブルーさんさん
ブルーさんさんの航空フォト

東京消防庁航空隊は2020年7月9日(木)、AW189ヘリコプター、機体番号(レジ)「JA24HB」の運用を開始しました。2020年3月に受領し、登録上は立川飛行場を定置場としていますが、公開された動画では東京ヘリポートから東京オリンピックの選手村となる予定の晴海付近の上空を通過し、東京都庁をバックに飛行する様子が収められています。東京消防庁は、訓練を続けながら、あらゆる災害に備える方針です。

「JA24HB」は日本初のAW189で、遠隔地への長距離任務に対応するため、機内は19席を装着し、デュアルホイスト、補助燃料タンクを備えているほか、空中消火バケツ「バンビバケット」、ホイスト救助装置、捜索時のサーチライトなども標準で装備されています。

東京消防庁は、2000年12月に導入した大型ヘリコプター「ひばり」を2019年度中に前倒しして更新し、東京2020大会開催時には現在の8機から9機体制として、航空消防体制の強化を図っています。

AW189は最大離陸重量8.6トンの双発ヘリコプターで、座席数はパイロット2名を含め21席と装備できます。多用途ヘリコプターとして開発されていますが、特に厳しい環境での運航も視野に、状況認識技術を組み込んだデジタルコクピットを採用し、パイロットの機体操作を支援し、救助からVIPを含む人員輸送まで幅広く使用できます。

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