アメリカ空軍(USAF)は2020年7月15日(水)、太平洋航空軍(PACAF)主催の演習「レッドフラッグ・アラスカ20-3」をキックオフしました。演習は8月1日(土)から8月16日(日)にアラスカ州のアイルソン空軍基地とエルメンドルフ・リチャードソン統合基地を拠点に行います。
新型コロナウイルス(COVID-19)による制限の中、インド太平洋地域の安全と安定の取り組みが演習の主目的です。「レッドフラッグ・アラスカ」は、アイルソン空軍基地とエルメンドルフ・リチャードソン統合基地で行われる航空戦を中心とする多国籍の軍事演習です。参加する隊員、部隊は、この演習を通じてさまざまな部隊の航空機を飛行、メンテナンス、およびその支援を反復して訓練することが期待されています。
「レッドフラッグ・アラスカ」の前身は1975年、フィリピンにあったクラーク空軍基地で開催されていた「コープサンダー」演習でした。このクラーク空軍基地は1991年のピナトゥボ山の大噴火で放棄されフィリピンに返還されました。