カーゴルクスは2020年7月14日(火)、ルクセンブルグ・フィンデル空港に到着した747-400ERF、機体記号(レジ)「LX-NCL」に施したレトロ塗装を披露しました。レトロ塗装のデザインは、1970年に創業したカーゴルクスが導入した、最初の機材にヒントを得ています。
創業時の機種は、カナディアCL-44スイングテールで、機体には機首から最後尾まで太いラインを描いており、50周年レトロ塗装は747に同じラインを施しています。CL-44は、DC-8の導入でジェット機へ移行と共に退役をはじめ、1978年には完全退役しました。創業50周年は、半世紀にわたる進化のオマージュとして、カーゴルクスの象徴的なデザインが復活しました。
なお、カーゴルクスは大きな区切りとなる2020年はルクセンブルグに新本社開設など、いくつかのイベントを計画していましたが、新型コロナウイルスの影響から催しはキャンセルしています。
カーゴルクスは1970年3月4日に設立され、ルクセンブルク・フィンデル空港をハブ空港として現在、日本には成田、小松の2空港に乗り入れています。1979年に747の導入を開始し、現在は747シリーズ最新の747-8Fも保有しています。