ブリティッシュ・エアウェイズ、「空の女王」747を即時退役

ブリティッシュ・エアウェイズ、「空の女王」747を即時退役

ニュース画像 1枚目:ブリティッシュ・エアウェイズ 747
© British Airways
ブリティッシュ・エアウェイズ 747

ブリティッシュ・エアウェイズは2020年7月17日(金)、「空の女王」の愛称で親しまれる747の即日退役を発表しました。新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けた決定です。燃料消費の多い747は、2050年までに排出量ゼロを目指すコミットメントに従い、耐用年数の終了とともに段階的な退役を予定していました。

新型コロナウイルスのパンデミックによる航空需要の減少は、2019年レベルまでの回復に2023年、または2024年までかかると予測されており、31機の747-400の退役を早めました。ブリティッシュ・エアウェイズは747より約25%燃費の良い、A350や787を含む近代的な長距離路線用の機材に多額の投資を行っています。

ブリティッシュ・エアウェイズは前身となるブリティッシュ・オーバーシーズ・エアウェイズ(BOAC)の1971年4月に、初の747をロンドン/ニューヨーク間で運航し、1989年7月には、ブリティッシュ・エアウェイズとしても初めて747-400を運航しています。その後、1999年4月に最後の機体を受領するまでの10年間でさらに56機を追加し、747はA380が登場するまで、世界で最も活躍する航空機となりました。

ちょうど1年前には、ブリティッシュ・エアウェイズの100周年を記念し、747ジャンボジェット3機に特別塗装を実施したばかりで、ブリティッシュ・エアウェイズは予想していなかった突然の別れであるとコメントしながらも、今までとは異なる未来に向けて、747の即時退役は必要なステップと説明しています。

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