アメリカ空軍KC-10エクステンダー、初の退役

アメリカ空軍KC-10エクステンダー、初の退役

ニュース画像 1枚目:KC-10エクステンダー「86-0036」が退役
KC-10エクステンダー「86-0036」が退役

アメリカ空軍KC-10エクステンダーが2020年7月13日(月)、マクガイル・ディックス・レイクハースト統合基地で退役しました。アメリカ議会が2020会計年度に退役を承認した3機のうち1機で、KC-10として初の退役です。マクガイル統合基地では、退役セレモニーが開催されました。

退役した機体はビューロナンバー「86-0036」で、33年超にわたる任務から解役されました。エクステンダーは59機あり、この機体が最初の退役機となります。アメリカ空軍はこの退役により、最新鋭のKC-46Aペガサスに更新します。

「86-0036」は1986年12月、シーモア・ジョンソン空軍基地に配備され、「砂漠の盾作戦(Operation Desert Shield)」、「砂漠の嵐作戦(Operation Desert Storm)」で知られる湾岸戦争に従事し、その後にトラビス空軍基地に移動し、1997年からマクガイル統合基地に配備されました。

この33年超の任務で、33,017飛行時間を記録し、世界6大陸の25カ国で、125,000機の航空機に燃料を補給し、さまざまな任務を支援しました。およそ11,000人の搭乗員がこの機体の任務に携わり、12,000名の整備士がメンテナンスに携わりました。

KC-10エクステンダーは、KC-135ストラトタンカーより給油能力を高める目的で開発された空中給油機で、DC-10をベースに開発され、1980年7月12日に初飛行しました。KC-10はドローグとフライングブームでアメリカ空軍だけでなく、海軍、海兵隊、同盟国の航空機に給油でき、KC-135より燃料搭載量がほぼ2倍とその能力が高められています。ブームオペレーターは、KC-135が機体後部で横になりながら操作するのに対し、機体後部に設けられたデジタルフライバイワイヤーシステムで画面を見ながら的確に操作ができます。

メニューを開く