デンマークのジェット・タイム(Jet Time A/S)は2020年7月21日(水)、破産申請の手続きを開始しました。新生ジェットタイム(Jettime A/S)に名称を変更し、再びチャーター専業の航空会社としてビジネスを展開します。定期便市場だけでなく、チャーター市場も新型コロナウイルスによるビジネスへの影響を受け、2021年夏まで回復する見込みがありません。
ジェット・タイムは、3月23日(月)から機材を保管し、従業員の95%を解雇しています。それでも固定費の支払いが残り、1カ月あたりおよそ4,000万デンマーククローネ、日本円で約6.6億円を支出しています。早いシナリオでも2021年4月まで、支出に見合う収入が見込めず、国からの給与補償、固定費の補助金の8,000万デンマーククローネを受け取っているものの、焼け石に水の状態です。
このため、保有する737の5機、技術、離発着の許認可など旧会社の資産を引き継ぎ、新会社で北欧市場を中心にチャーター航空会社として再び再生を目指します。