合同パネル展「引き揚げられた航空機」が2020年9月22日(火・祝)まで、九州の3博物館が開催しています。戦後75周年企画として、旧日本軍の航空機による特攻をテーマにする鹿児島県の知覧特攻平和会館と万世特攻平和祈念館、福岡県の大刀洗平和記念館が連携し、交流パネル展を開催しています。
3館はそれぞれ、戦後35年から51年にかけて「海底で眠り」、引き揚げた実機を展示しており、その内容をパネルで紹介します。3館は2019年4月に連携協定を締結し、今回のパネル展は協定締結後、初めての交流展です。
なお、万世特攻平和祈念館は、リニューアル工事のため、パネル展は8月22日(土)に終了します。紹介されている航空機は以下の通りです。
■合同パネル展「引き揚げられた航空機」 ・知覧特攻平和会館:零式艦上戦闘機 1945年に鹿児島県甑島の手打港の沖約500 メートル、水深約35メートルに海没、 1980年6月に引き揚げた戦闘機 ・万世特攻平和祈念館:零式水上偵察機 1992年に吹上浜から引き揚げられ、2011年 12月に日本航空協会の「重要航空遺産」に 認定された偵察機 ・大刀洗平和記念館:九七式戦闘機 1996年に博多湾の海中から引き揚げられ た、陸軍で最も多く特攻に使用された戦闘機