北海道内の7空港を運営する北海道エアポートは、新千歳空港を利用する貨物便の着陸料の補助制度を2020年9月まで延長しました。新千歳を発着する国際旅客便が現在も全便欠航していることを考慮した対応です。
この補助制度は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う旅客便の減少で航空貨物スペースの供給が不足していることを受け、6月から実施されています。6月と7月には、香港、台北行きの貨物便で、計24便が補助制度を利用しました。
補助対象の運航便は、新千歳空港を利用する貨物便で、有償旅客を1人も乗せていないことが条件です。予算は1,000万円で、予算に達し次第、補助は終了となります。
この補助制度は貨物便の運航会社に対する補助ですが、新千歳空港国際化推進協議会が別途、貨物を発送する荷主向けの支援も設定しています。これらの施策により、新千歳空発の航空貨物ネットワークの維持と輸出拡大を目指します。
