新ファット・アルバート、アメリカへ旅立ち

新ファット・アルバート、アメリカへ旅立ち

ニュース画像 1枚目:ケンブリッジ空港を離陸するファット・アルバート
© RAF
ケンブリッジ空港を離陸するファット・アルバート

イギリス空軍(RAF)で運用されていたC-130Jスーパーハーキュリーズが2020年8月4日(火)、白と青の新たな装いをまとい、アメリカに向けて旅立ちました。アメリカ海軍のアクロバット部隊「ブルーエンジェルズ」で使用する機体で、新たな「Fat Albert(ファット・アルバート)」としての整備を終え、ブルーエンジェル塗装でアメリカに向かいました。イギリスのケンブリッジ空港に拠点を置くマーシャル・エアロスペースが整備を実施しました。

アメリカ海軍は2019年5月、先代ファット・アルバートのC-130T「164763」をすでに退役させています。イギリス国防省から新たにC-130Jスーパーハーキュリーズの中古機を2,970万ドルで購入し、コスト削減も進めながら新機材の導入を実現しました。

ファット・アルバートは今後、ペンサコーラ海軍航空ステーションを拠点とするブルーエンジェルズの各地での展示飛行を支援します。各種部品やスペアパーツ、エンジニアの輸送、航空祭への参加などが予定されています。

今後ファット・アルバートは、特に航空祭で宙返りをはじめアクロバット飛行で会場を沸かせることが見込まれます。2020年は航空祭が軒並み中止とその姿を見る機会は少ないですが、2021年はF/A-18E/Fスーパーホーネットへ移行するブルーエンジェルズと共に、新機材で会場を盛り上げることが期待されます。

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