F-35A、レッドフラッグ・アラスカに初参加

F-35A、レッドフラッグ・アラスカに初参加

ニュース画像 1枚目:388FWのF-35AライトニングII
© U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Aaron Larue Guerrisky
388FWのF-35AライトニングII

アラスカ州アイルソン空軍基地で行われた「レッドフラッグ・アラスカ20-3」演習で、初めてF-35AライトニングⅡがアラスカの空を舞いました。レッドフラッグ・アラスカはアラスカ州の太平洋上とカナダ西部の訓練空域で実施され、アメリカ空軍は、2020年8月7日(金)の演習風景の画像を公開しています。

F-35Aは、地元のアイルソン空軍基地の第354戦闘航空団(354FW)第356戦闘飛行隊(356FS)と、ヒル空軍基地の第388戦闘航空団(388FW)第4戦闘飛行隊(4FS)からレッドフラッグ・アラスカ演習に送り込まれました。

今回のレッドフラッグ・アラスカは、第5世代戦闘機が主力として参加することから、過去の演習と異なる様相になると予想されています。特に、356FSは2020年4月、F-35Aを受領したばかりで、これまで太平洋上の空域で習熟度を高める訓練を重ねてきました。

第5世代戦闘機のF-35やF-22は、戦闘訓練で訓練技量を高める青チームに固めて配備されます。高い技量を持つパイロットで構成するアグレッサーはこれまで通り、赤チームで「仮装敵」として青チームの「撃墜」を目指します。この訓練で、戦闘機のデータリンクをはじめ通信機能と戦術を確認し、F-35Aの4機編隊で戦術技量の向上に着手します。

レッドフラッグ・アラスカには、F-35Aを採用している航空自衛隊やオーストラリア空軍、韓国空軍も過去に参加してきました。今後、各国のF-35Aが集まって演習を行う可能性もあります。なお、「レッドフラッグ・アラスカ20-3」演習は8月14日(金)に終了しています。

期日: 2020/08/07から
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