ブリティッシュ・エアウェイズ、747完全退役に着手

ブリティッシュ・エアウェイズ、747完全退役に着手

ニュース画像 1枚目:ワンワールド塗装が施されてた時代のG-CIVD (voyagerさん撮影)
© FlyTeam voyagerさん
ワンワールド塗装が施されてた時代のG-CIVD (voyagerさん撮影)

ブリティッシュ・エアウェイズは2020年8月18日(火)、31機の747ジャンボジェットの完全退役を開始します。最初に退役する機体は、機体記号(レジ)「G-CIVD」で、便名BA9170E便として、ロンドン・ヒースロー空港を9時に出発します。

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受け、燃料消費の多い747について、ブリティッシュ・エアウェイズは7月17日(金)、即時退役を発表しました。イギリスを離れる747は、この退役の先頭を切ります。今回退役する「G-CIVD」は1994年12月14日(水)に受領、ワンワールド塗装を施されたこともある機体で、25年8カ月の歴史を終えます。

747シリーズはブリティッシュ・エアウェイズを象徴する機材として、50年近く世界各地に就航していました。ブリティッシュ・エアウェイズは、最大で57機を保有しました。現在運航している747-400は、ファーストクラス14席、クラブワールド52席、プレミアムエコノミーにあたるワールドトラベラープラス36席、ワールドトラベラー243席の計345席を搭載しています。ロールスロイスRB211-524エンジンを4基搭載し、13,364便、5,000万マイル以上をフライトし、11万5,276時間超の飛行時間を記録しています。

747は燃料を多く消費するため、新型コロナウイルスの発生を前に31機を段階的に退役することを決めていましたが、今回この退役を早めました。すでに747よりおよそ25%燃費の良い、A350、787など長距離路線向けの機材に投資しています。

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