7種類の仕様に変幻自在、737-700フレックスコンビ初号機が登場

7種類の仕様に変幻自在、737-700フレックスコンビ初号機が登場

ニュース画像 1枚目:テクセル・エア イメージ
© Texel Air
テクセル・エア イメージ

737-700フレックスコンビ初号機が2020年8月24日(月)、バーレーン国際空港のテクセル・エアの格納庫に到着しました。機体記号(レジ)「A9C-FLX」です。この機体は、48時間で7種類の機内仕様に変更できる特殊な貨客機で、到着時に格納庫でバーレーンの運輸・通信大臣をはじめ、VIPや経営陣に出迎えられました。

現在、この737-700フレックスコンビは、(1)最大で貨物パレット8個を搭載できる完全な貨物機としてのカーゴ・モード、(2)貨物パレット7個とエコノミーシート12席を設けるコンビ仕様1、(3)貨物パレット6個とエコノミーシート24席を設けるコンビ仕様2と、3種類の仕様に対応できます。

テクセル・エアはMRO事業を手がけており、自社で4つの仕様に対応する計画です。今後この機体は、(4)貨物パレット6個、エコノミーシート12席とビジネスクラスシート4席を設けるコンビ仕様3、(5)貨物パレット6個とビジネスクラスシート8席のコンビ仕様4、(6)貨物パレット7個とビジネスクラスシート4席を設けるコンビ仕様5、(7)貨物パレット6個、ストレッチャー2台、エコノミーシート6席による航空医療搬送仕様に対応します。

テクセル・エアは現在、737-300貨物機を2機保有していますが、新機材の追加で柔軟性の高いソリューションを顧客に提供することが可能になります。これにより、座席を搭載する貨客輸送から貨物のみ、さらに航空医療搬送まで対応します。

なお、この機体は2004年4月に初飛行し、エア・ベルリン、ヤクティア・エアなどで活躍した機齢17年目の機体です。エンジンはCFMインターナショナルのCFM56エンジンを搭載しています。

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