日本航空(JAL)は2020年9月1日(火)から、日系企業や日本に拠点を持つ外資系企業の駐在員とその家族を対象に、日本の通販サイトなどで購入した生活物資の輸送サービスを開始します。第1弾はJALの旅客機を活用した貨物専用便を運航するインド向け輸送です。
このサービスは、ヤマトグローバルロジスティクスジャパン(YGL)とJALの連携で実現します。日系企業や日本に拠点を持つ外資系企業がYGLと契約し、日本とインドでの配送をYGLが担当します。
JALは、羽田/デリー間の旅客機を活用した貨物便で、航空輸送を担当します。さらに貨物便のスペース確保、羽田空港での引き受けとデリー空港での引き渡しサービスも提供します。
今回の取り組みは、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大している中、インドも出入国制限や国際線運航便の減便・運休の影響で、日本からの駐在員と家族は日本の食材や衣料品などの生活物資を取り寄せることも困難になっているとの相談が寄せられたことがきっかけです。JALとヤマトグループは、両社の輸送ネットワークを活用し、この取り組みが実現しました。
両社は今後、この取り組みをインド以外の国や地域で展開します。また、日本各地の逸品が購入できるサービス拡充も検討する方針です。