アメリカ空軍B-52H、1日でNATOの全30カ国上空を飛行

アメリカ空軍B-52H、1日でNATOの全30カ国上空を飛行

ニュース画像 1枚目:B-52ストラトフォートレス
© U.S. Air Force photo by Senior Airman Eugene Oliver
B-52ストラトフォートレス

アメリカ空軍の戦略爆撃機B-52Hストラトフォートレスが2020年8月28日(金)、NATO加盟30カ国すべての上空を飛行し、各国空軍と訓練します。作戦名「アライドスカイ」として、ヨーロッパで4機、北米で2機、計6機のB-52が参加し、NATO加盟20カ国のおよそ80機の戦闘機と飛行訓練を実施します。

「アライドスカイ」は長期に渡り、計画が練られた演習で、NATOに対するアメリカが強くこの地域への深い関与を明示し、侵略抑止、紛争防止、平和維持につなげる存在感を示す行動でもあります。アメリカ空軍の戦略爆撃機が1日にNATO加盟国すべての上空を飛行し、同盟国の戦闘機と編隊飛行訓練の実施で、さまざまな課題に協力して対処する能力向上も期待されています。

B-52は、北米ではカナダ、ヨーロッパではベルギー、ブルガリア、クロアチア、チェコ、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、スペイン、トルコ、イギリスの上空を飛行します。

ヨーロッパを飛行するB-52は、マイノット空軍基地の所属機で、8月22日(土)にイギリスのフェアフォード空軍基地へ前方展開しています。到着後にはノルウェー沖でF-16戦闘機やF-35戦闘機と演習を実施しています。

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