祈・疫病退散、JALアマビエJET 運航開始

祈・疫病退散、JALアマビエJET 運航開始

ニュース画像 1枚目:アマビエ デザイン(T.Sazenさん撮影)
© FlyTeam T.Sazenさん
アマビエ デザイン(T.Sazenさん撮影)

日本航空(JAL)は2020年9月3日(水)から、「JALアマビエJET」の運航を開始しました。この特別塗装機はボーイング767-300ERの機体記号(レジ)「JA613J」です。機体を守るように、また離着陸の際に地上から見上げると確認できるように「アマビエ」が腹部に描かれています。

アマビエとは、江戸時代に海に現れたと伝わる妖怪で、疫病の流行を予言し、さらに病気が流行した際には自身の姿を描き写して人々に見せるよう告げ、海中に姿を消したといわれています。新型コロナウイルス感染症が流行している中、そのいわれから注目され、日本の各方面で話題となっています。

交通機関では、すでに鉄道の列車や車両にヘッドマーク掲出で「疫病退散」を祈願しているほか、グッズなども登場しています。航空業界でも国内線の運航が再開されつつあるものの、感染者数が増加して減便するなど不安定な状況があり、国際線の再開には各国の規制で大きな制約があります。今回の「JALアマビエJET」はこうした状況を打破する願いが込められ、全国で祈りながら飛行するようです。

■RailLab ニュース
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