ニュージーランド航空は2021年9月まで、ボーイング777の地上保管期間を延長します。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が継続し、旅客需要の見通しが立たないことを受けた対応です。
ニュージーランド航空は2020年5月、777-300ER 7機を2020年末まで地上保管することを決定し、777-200ER 8機も当面は路線に投入しないと決め、ニュージーランド国外での長期保管に向けた準備にあたりました。
この15機は、アメリカ各地で分散して保管されます。777-300ERのうち4機はカリフォルニア州ビクタービルに、3機はオークランドで保管、必要に応じて運航に対応します。777-200は9月下旬から、ニューメキシコ州ロズウェルとカリフォルニア州ビクタービルの長期保管施設にフェリーされます。
保管場所に選ばれた施設は、乾燥した気候、既存の保管施設が考慮され、必要な際には6週間から8週間で運航に復帰できる状態で保管されます。
ニュージーランド航空は国際線の運航を787ドリームライナーと一部のA320、さらにタスマン島や太平洋上の諸島ではA320neo、A321neoで運航します。