成田空港、8月旅客数 国際線91%減 国内線66%減も改善傾向

成田空港、8月旅客数 国際線91%減 国内線66%減も改善傾向

ニュース画像 1枚目:成田国際空港
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成田国際空港

成田国際空港(NAA)は、2020年8月の運用状況を発表しました。新型コロナウイルス感染拡大に伴う出入国制限により、国際線旅客便は発着回数、旅客数ともに大幅減で、8月として過去最低を記録しています。国内線旅客便は、ピーチが釧路線の新規就航や夏休みによる格安航空会社(LCC)各社の復便により、発着回数、旅客数とも7月を上回り、前年同月比も2カ月連続で改善傾向にあります。また、臨時便が多数運航された国際貨物便は、8月として発着回数が過去最高を記録しました。

全体の航空機発着回数は、前年同月比61%減の9,415回でした。このうち国際線旅客便が85%減の2,443回と引き続き大幅な減少を見せている一方、国内線旅客便は38%減の3,236回で、7月の1,982回からは1.6倍以上に増加しています。また、国際線貨物は約1.6倍の3,095回で8月として過去最高を更新しました。

航空旅客数は、全体が前年同月比91%減の380,284人でした。このうち国際線は、外国人旅客数が97%減の38,139人、日本人旅客数も98%減の30,092人ですが、7月より増加しています。国内線は267,325人で、7月の193,048人から約1.4倍に増加、前年同期比も7月の72%減から66%減に改善しました。

国際線貨物量は、貨物臨時便が多く運航されたものの、旅客便の運休・減便により、旅客機の貨物室を使用した貨物輸送量は減少し、149,838トンどまりで前年同月比10%減でした。

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