スカイチームは、国際航空運送協会(IATA)が提唱する「出発前の新型コロナウイルス検査」の導入を支持すると打ち出しました。航空は世界経済を動かす1つの原動力で、到着後の自主隔離措置に代わり、渡航前検査の実施により、安全な国境再開の実現、航空需要の回復につなげたい考えです。
現在、世界の多くの国で、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、入国規制や到着後に自主隔離を求める検疫措置が実施されています。海外からの入国が可能な場合でも、14日間の自主隔離期間が設定されている場合、観光を目的とした旅行者の渡航は非現実的で、海外赴任者や学生など長期滞在者のみ海外渡航に至るのが現状です。
IATAは、出発前と必要に応じて現地での検査を実施を推奨し、スカイチームの加盟航空会社19社は、これに賛同しています。出発前のコロナ検査を世界標準にすると、世界のつながりを再構築し、世界人口の10%を占める、航空・旅行業界の労働者に希望を与えることになります。